ABOUT US
1924(大正13年)法人化。
食器等実用小物が中心だった業界で、弊社はインテリアに積極的に挑み、新風を起こしてきました。
現在も多様な作品に挑み、輪島塗師屋の対面販売の基本を忘れずに前を見続けています。
できる限り実際に手に取って、納得して頂くこと。
誰が、どの人に会ったか実感のあるお買物をして頂くこと。これが私どもの信念です。
遠方のご注文でもしっかりとご説明し、ご納得頂いてから納品いたしております。
これからも、ひとりひとりの声に耳を傾け、人を『活かす伝統』の一端を担ってゆきます。
沿革
大正某期
音雄、五島屋漆器店に弟子入り、婿養子となる 以前の資料は口伝のみのため消失
大正13年(1924)
五嶋音雄により輪島漆器製造販売業として商号登記 音雄、漆器組合理事として業界に貢献
昭和39年(1964)
五嶋耕太郎が事業継承 従来品から脱却し、いち早く家具調度品部門を創造する
三越、そごう、高島屋、松坂屋など百貨店展開を急速に全国展開
昭和47年(1972)
法人登記し、株式会社五島屋とする 地上7階地下一階(地下は現在埋設)工場兼店舗の社屋建設
平成15年(2003)
五嶋躍治が社長就任、現在に至る
ABOUT
WAJIMA LACQUERWARES.
輪島塗は、一に実用、二に美しさ。
下地塗りがしっかりしていること、これが輪島塗の大きな特徴の一つです。
そのため、傷ついた層まで戻って、美しく生まれ変わらせる、「なおしもん」ができます。木地まで割れてしまうと新しく作ったほうが良い場合もありますが、下地までの傷ならば治せます。
抗菌、抗酸で、遮熱性が高く、日ごろ使う分では大変丈夫。
使うことに意味がありますから、どんどん使って下さい。
味が出て、使いヅヤが増します。
電子レンジと食洗機はご勘弁願います。
見えない座卓の裏までもしっかり仕上げるのが五島屋の特徴でもあります。
長年お客様からご好評を頂いており、おかげさまで2024年で法人化百周年を迎えます。
豊かな想像力と筋の通った理念によって創られた輪島塗を、これからも皆様にご提供し続けてゆきます。
NEAT & TOUGH BEAUTY.
往々にしてよい手仕事は職人の一生をかけて行い、時を注ぎます。一方で作業は大きな手数となり、価格が高くなります。
高級品を購う時、日割りコストの考え方で求められる方がおられます。それも1つの入り口ですが、実際、価値の置き方は人により変わります。それは、満足していただけるか、していただけないか。
使っては直しを繰り返し、孫子の代まで使うような、当たり前に永く使用できる品質の向こうに、『愛用』という妙を得た言葉があります。捨てずに、永く使っていただく。このために、ご要望はご注文の際にできるかぎりお伺いさせていただいております。
伝統工芸と呼ばれる、国指定・重要無形文化財の輪島塗は、124工程以上もの膨大な作業があります。失敗の許されない作業では、神経を研ぎ澄まし、かつ体は緊張せず使えるようにして、品物と真剣に向き合います。
機械ですればいいのでは、と仰る方もおられます。ですが、熟練した人間の感覚は、どの機械よりも痒く難しいところに手が届きます。人の手は、品物が難しくても仕上げようという意思を宿せます。ここにこそ、機械より手が勝る理由があります。
ご要望を聞き上げ、きっちり仕上げるからこそ、末永く人と寄り添う実用美術品が世に送り出されて行き、お客様の元へ届ける事ができるのです。